春のキチヌしょうゆ洗い握り
はるのきちぬしょうゆあらいにぎり / キチヌ

春のキチヌしょうゆ洗い握り

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握り

価格ランク

安

兵庫県明石浦漁協からキビレ(キチヌ)がまとまって入荷してきた。
キビレの旬は晩夏から秋。まさか春のキビレがうまいはずがない。
けれども非常に安いし、痩せてはいるが触って張りがある上に、皮の表面にぬめっとした感触がある。ひょっとしては脂が豊富とまではいかないが、ほどほど味がいいのかも知れない。
明石浦漁業協同組合に電話すると底曳きものだし、旬でもないので「安いのでしょう」という。
とにもかくにも『市場寿司』に持ち込んで、下ろしてもらう。
「どうして安いんだろう。なにも問題ないな。(口に放り込んで)いい味だけど」
結局、安い理由がかわからないまま、握りに仕立てる。
たかさん、いろいろ考えたらしく、単に握りにしないでしょうゆに浸けることほんの十秒ほどで握る。
「おぉ、これしょうゆにくぐらせた程度でもうまいぞ」
口に入れると身に弾力がある。それほど厚く切ったわけでもないのに「厚み」を感じる。噛むたびに口の中で存在感がふくらむ。
すしネタが実にうまい。残念なのはすし飯との馴染みがわるいくらいだ。
ただ、ただ二かん、三かんと食べて、「いいじゃ、ないの」この一かんならばと思う。
2015年04月09日

寿司ネタ(made of)

キチヌ
Yellowfin sea-bream

キチヌ
1980年代関東では珍しい魚だった。関東ではほとんど見られなかったといってもいい。これが今、プロの間では当たり前の魚になりつつある。ただ今でも関東に少なく西日本に多い。もともと関東での取扱量は少ない魚種であったが、最近(2011)入荷量が増・・・・
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